ひとりごとのつまったかみぶくろ

私の実用新案
 

 
 アクリル繊維製品を用いた歯・口腔清掃用品

 使い捨てタイプ雨天時足元カバー     

 寝返り抑制タイプいびき防止帯      













 

アクリル繊維製品を用いた歯・口腔清掃用品
アクリル繊維でできた毛糸や布等の製品を、磨いたり拭いたりする用途に用いた、歯ブラシ、デンタルフロス、口腔拭い等の、歯・口腔清掃用品


 以前、アクリル毛糸で編んだたわしや雑巾を紹介するテレビ番組がありましたが、早速作って試してみました。このアクリル毛糸たわしは、 (1)油の付いた食器を、洗剤を使わずかごく小量でその汚れを落とすことができる、 (2)台所のタイル壁や換気扇などに付いた油滴や油煙のあとを、それまでアルカリ洗剤を用いなければ落ちなかったものが、それを用いなくても落とすことができる、 (3)風呂場の風呂桶や石鹸入れ、ふた、タイル壁などに付いた垢やかびなどが簡単に取れるなど、とてもすばらしいものだということが分かりました。雑巾型、手袋型、荒目、細か目等、いろいろな形状のものを対象に合わせて使い分けています。今ではスポンジたわしは滅多に使わなくなりました。このアクリル毛糸たわしを使い始めたことによって、日々の家事や年末の大掃除などがとても楽になりました。発案者に感謝、感謝。

 さて、これを用いて、歯ブラシの代わりをさせてみたらどうかと試してみたら、これもまた、とても具合が良いことが分かりました。私は昔から歯の表面に茶渋らしい汚れが付着しやすい歯質だったのですが、これを用いてごしごし拭いたら、かなり取れました。私は、指サック状に編んだものを指にかぶせて用いています。毛糸をデンタルフロスとして使えば、歯と歯のすきまを磨くのにも効果的です。歯の表面のみならず、口腔内のぬめりを除去するのにも効果的です。介護用品として、被介護者の口腔内の清掃用にも使えそうです。

 また、これを用いて、歯列矯正用のリテーナやボジショナー、入れ歯などの口内装着装置の清掃用としても効果的です。その表面に付着した食べ物かすやぬめりなど、簡単に除去することができます。












 

使い捨てタイプ雨天時足元カバー
 

 野外での活動が多い私にとって、雨具は欠かせないもので、ヤッケなどをできる限り携帯して、突然の雨に備えています。しかしズック靴や革靴を履いていたときは、靴や靴の上側から雨水が浸み込んで、足元が濡れてしまうことがしばしばで、これを何とかしたいなとかねてから思っていました。長靴をいつも携帯するわけにいかないし…。イメージ的には山行用品のロングスパッツか、お巡りさんなどが雨の時に付けている靴カバーのようなものを求めたのですが、作業用品店に行ってもこのような品物を見つけることはできませんでした。そうであれば手作りで、ということで作ったものがこれです。

 いろいろな商品の包装用に用いられているビニールを図のように裁断し、セロテープと両面テープで張り付けただけのものですが、十分に雨から足元を守ってくれます。寸法は、使用者の足の大きさに合わせて調整すればよいでしょう。ズック靴には土踏まずのないものが多いので帯が巻けずちょっと難儀しましたが、直接両面テープで貼ってしまえばよいでしょう。












 

寝返り抑制タイプいびき防止帯
 

 私は昔から仰向けに寝る癖があり、これが災いしていびきに悩まされるようになりました(私よりも家族が深刻がっています)。35歳を過ぎたころからひどくなったと言われています。これを治すために、口にテープを貼って寝たり、市販のいろいろな装置を買い求めて試してみたのですが、結局満足な結果は得られませんでした。

 うつ伏せになって寝れば、気道が開いていびきは出ないということが分かっていたので、うつ伏せに寝るように努めたのですが、知らず知らずの内に寝返りして、朝起きた時には仰向けになっているありさまでした。

 そこで、仰向けになってしまうことを抑制する器具として考えたのが、この代物です。

 リュックを背負って寝るなど、いろいろ試してみたのですが、次のものが最も満足いく結果が出ました。女性用のストッキングに、こぶし大かそれよりも少し大きめの堅めの紙製の空き箱を二つか三つ、サヤエンドウの様に詰めます(ゴムボールを始め、いろいろなもので試してみたのですが、私はこれが一番いいかなと思いました)。そして寝る時に、それを腰に巻き、箱の部分が腰−(背)−腰に当たるようにして結びます。そうすることによって、うつ伏せになって寝た身体が寝返りをしようとしても、箱の部分がつっかえて、仰向けになることを防ぎます。日を変えて巻く位置を腹と胸との間を上下することもしてみました。これを使い始めた当初は、うつ伏せ寝が苦痛でよく起きたのですが、一週間もすれば慣れてしまいました。また最初の内は、じたばたするので、背中にあった箱が移動してしまうこともあるので、寝巻きに紐などを縫い付けて、縛って帯を固定するなどの若干の工夫が必要な場合もあります。


 [ 1998. 1. 3 登載]
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